創造する力を身に着けていく

人間は意欲すること、創造することによってのみ幸福である   アラン

 

創造することができるのは才能が必要だと思っていた。しかし、このご時世、ちょっとしたきっかけでできたものが大成功につながることもあるので、才能だけの問題ではなくなってきている。

読書において、その知識を本当に身につけようとしたら、インプットの2,3倍はアウトプットをする必要がある。インプットからアウトプットの過程で自分の思考回路を経由するため、数学における関数のようなものをイメージしていた。つまり、自分の思考回路が関数で、インプットされたものをその関数で変質させることでアウトプットができるイメージである。

本来のアウトプットはインプットしたものをそのまま吐き出すことも含まれるので、イメージとしては少し違うのかもしれないが。平凡なインプットでも自分の思考回路を経由することによって、何かしらの創造物を生成することはできる。

この意味合いでのアウトプット力を鍛えるためには、自分の関数を持つことが重要だと思う。幅広い知識を持つことより、何かしらの強みを持つことが重要な時代なため、一つでも特出した関数を持つことで、自分なりの創造物を生成できる。

また、特殊性だけでなく、思考回路における根っこの部分の思考力に当たるものも鍛える必要がある。思考法を知り、その思考法を利用することで想像力を鍛え、インプット量以上のアウトプットを行い、その中から本当に使える一つを見つけることができれば創造するための力は身につけることができる。