自分に厳しく生きていくことが一番難しい

志なき人は聖人もこれも如何とすることなし 萩生徂徠

 

人に厳しくできる人は多い。しかし、それ以上に自分に厳しくできる人は少ない。

逆に、自分に厳しくすることが嫌で、バランスを取るために他人にも甘く生きている人は多いと思われる。正しいかどうかは別としてこれはズルい生き方で、なんの生産性も満たさない生き方になってしまう。

昨日、筋トレ初心者の扱える重さが変わらない原因に関する動画を見た。「稼働幅が狭い」「テレビを見ながらやっている」といったことが在り、自分は大丈夫だと思っていたが、その中の一つに「キツくなったらやめる」というのがあった。自分は、可能な限りキツイ中でも踏ん張っているが、キレイな動きができなくなるという言い訳のもと10回やるべきところを8回でやめてしまうことが多い。基本的に8~12回がベターな回数ということも在り、基本的に10回をベースとしているが、普段より重い重量に変えたときや少し疲れてキツくなっているときは8回まで行けばOKという気持ちがあり、残り2回をせずにやめてしまうことが多い。

 

筋トレはただやるだけでは何も意味がない。体の変化も見られず、精神的な成長を得ることができなくなってしまう。辛いとき、ほんとにキツイときにどれだけ踏ん張ってあと1回ができるのかが、筋トレをやる意味として重要になってくると思われる。

自分に対してどこまで厳しくできるか、何を志として生きていくのか、人としての成長ができる毎日にしていきたい。