先を見据える能力よりも対応できる幅を用意しておく

士は己を知る者のために死す   中国の故事

 

自分を認めてくれる人のためには死ぬこともいとわない、という意味。実際、承認欲求は誰しも少なからずあるものである。自分のことを肯定してくれる人のためになら、何でもしてあげたいと思うことはある。

それが行き過ぎて、多くの人に承認されたいと考えてしまうと問題になってしまう。特に、インターネットからのSNSが流行することによって表面化してきた部分だと思われる。社会的な問題は技術の発展の速度に対して、人間の成長が追いついていないことで発生すると言われている。法整備はイタチごっこになることはある程度仕方ないため、それまでの期間は倫理観で埋めるしか無いものである。

また、ビットコインの価値が膨張することによって大金持ちになった人のように、技術の進歩によって求められるものを理解し、事前に行動しておくことで成功することができる。株やFX等でもそうだが、運の要素によって成功することができる人もいる。

そういった人の話は自分でもできる、と感じてしまうためやってみようと思ってしまう。確かに、やってみないと分からないことではあるが、そういった運の要素だけで人生をベットすることはリスクが大きすぎる。

理想としては、株で行われる分散投資のように、将来成功することに必要なものに手を出すようにしておくべきである。一つや二つに絞って行動するリスクより、自分に可能な範囲で全力で努力を行うことが凡人が成功するための道だと考える。