これからどのように生きるのかを考えていく

「君たちはどう生きるのか 漫画版」を読んで、これがベストセラーとなった理由がわかったような気がする。しかし、その感動を言葉にすることが全然できない。これは、本の感想を書いていこうと言っていたが、何をこの本から学んで何を考えどう生かしていくのかが言語化できないというのは大きな問題である。

人は集団を構成する分子のようなものでしか無い。特に、いじめっ子の態度に全員で反抗する際の絵が「巨人が殴るような絵」になっていたのはうまいと感じた。確かに、集団で何かを攻撃、もしくは批判する際には、目には見えない巨人となっているのだということは忘れてはいけないことである。「人は集団になると馬鹿になる」という言葉を聞いたことがある。確かに、全員で行動することが正しいことだ感じて、深く考えることもなく追随することはよくある。俗に言う「空気を読む」ということが、それに当たるとは思う。確かに集団の中で生活をしていく上で、ある程度周りに合わせていることは、正しいことではないが、無難なことであることは明らかである。特に、攻撃対象にならないように個性を消して、目につかないようにいる人間は増えている気がする。

「君たちはどう生きるのか」を読んで、攻撃されている人に対して、自分も仲間であると飛び込めるような人間にはなりたいと思った。結局、そこで飛び込めなかったことがそれから後の人生で、苦しむことになるのであるなら、その瞬間が苦しいのだとしても後悔はないとこの本を読んで感じたからである。

 

自分目線だけでなく「他者目線」を意識し、その上で自分が信じることを曲げずに生きていきたい。